タイタ・インバブラ各種

 私たちの家の目の前に見えるのは、インバブラ山。

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 標高4630mの休火山です。最後に噴火したのは、14,000年前。

 インバブラは、タイタ・インバブラ(インバブラ父さん)と
言われるように、属性は、男性。そして白い帽子をかぶった
お爺さんとも言われています。それと同時に、ヤチャック
(シャーマン)でもあります。

 その奥さんは、ママ・コタカチ。彼女の方が大きくて、
その高さは4906m。

 このマヌエル・インバブラは若いころ、世界中が見たくて見たくて、
夜な夜な歩きまわっていました。そんなのときに出会ったのが、
マリア=イサベル・コタカチ。

 何年も共に歩いた後、やっと愛情をマリア・コタカチに伝えた
マヌエル・インバブラ。そして褥をともにし、その度にどっかんどっかん
噴火していた二人。

 そしてタイタ・インバブラとママ・コタカチと間にできたのは、息子、
ヤナウルク(キチュア語で黒い山という意味)でした。(一節によると、
ピニャン山とも。)ママ・コタカチの裾野にある小さな山だそうです。

 でもタイタ・インバブラはついつい出来心で、カヤンベ山さんと浮気を
してしまいました。

 怒ったママ・コタカチは、くるっと向きを変えて、てっぺんをぎざぎざに
してしまったのだそうです。だからアンデスからよりも、インタグ側からの
方がよく見えるのです。

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↑うちからだと、ぎざぎざのてっぺんしか見えない。

 それ以後、タイタ・インバブラも、ママ・コタカチも休火山に
なってしまいましたとさ。

 …というのが、私が聞いた、キチュア民族のインバブラ山の民話です。
いくつもの違うバージョンがあるようです。

 浮気してしまい、奥さんに愛想尽かされてしまったインバブラ山さんですが、
いつも裾野に住む人間たちをやさしく包んでくれる、大きな存在です。

 いつみてもいろいろな表情を見せてくれます。

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