理想のエコハウスづくり (2) ~家を何で作るか~

 場所を決めるまでに時間がかかりましたが、どんな家にするのか
決めるのにも時間がかかりました。

 一言で「エコハウス」と言っても、その切り口はたくさん。
まずは、壁の素材を何にするのか?というところから始めます。
壁の素材も、やり方も、たっくさんあります。

 私たちにとって、大事なのは:
① 体や地球への害が少ないもの。
② 手に入るもの。
③ 高価でないもの。
④ 丈夫で長持ちするもの。
⑤ 高山の気候に合うもの。=あたたかく&ドライにキープできる家。
⑥ 自分たちでいじれるもの。=手作りできる家。
です。

 エクアドルでエコ活動をしている人、とくに、自分の
ライフスタイルから、と考えている人はまだまだ少なく、そのような
オルタナティブを実行している人たちは自然とつながっていきます。

 その中で知り合ったキト近郊のエルネストさん宅は、建築家でもない
エルネストさんが1年かけて作った家です。壁の素材は、
泥と馬糞とトゥナと呼ばれるサボテンの実の汁。彼の家の作りや素材に、
大いに触発されましたが、何よりも、建築家でない人間が家を
建てたというところに、一番刺激を受けました。

 ハビエルさんという、エクアドル版シードセイバーズ
(Red de Guardianes de Semillas)
の活動をしている人は、
同時にCOBという家づくりを推進しています。COBとは、砂と粘土と藁を
ふみふみして、少しずつ積み上げながら作る家のこと。これの利点は、
誰でもできて、形も自由自在にでき、何よりも地球にやさしいこと。
この藁がぴんぴんと出ているのがわかりますか?これがCOB壁です。

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 彼が貸してくれた、"The Cob Builders Handbook"という
本には、家づくりにおける基本(日当たりのこと、水はけのこと、
面積のことなどなど)や、どうすれば安くナチュラルにできるか
などいろいろ書いてあって、むちゃくちゃ勉強になりました。
舐めるように読みました。

 ドイツ出身のアイルランド在住のトーマスさん&ウリケさんカップルも、
COBでおうちを建てたばっかり。その写真には目を奪われまくりです。
彼は、アイルランドで、環境教育に従事していて、子供たちと一緒に
COBを使って、オーブンを作ったそうです。COBだから形がユニーク!

画像


 さらにやってみたいのは、ロケット・ストーブと呼ばれるもの。
COBの壁の中に耐火レンガを入れ、薪を燃やして、その熱を、
COBで作ったソファなどに流すことができるヒーターです。

画像

↑作りかけのロケット・ストーブ。しかしエクアドルでは耐火レンガが
ないらしい…。うううう。ちなみに上3枚の写真はすべてトーマスさん撮影です。

 COBのワークショップのお知らせがあり、私たちは飛びついたのですが、
参加希望者が私たちのみ…。最低4名の参加がないとだめだとか。
一人参加費が$100っていうのもあるんだろうなぁ…。

 この前グアテマラから来た、ロナルドさん(彼の話はいずれしないと…)
お勧めは、スーパーアドビ。Adobeとは日干しレンガのことですが、
スーパーアドビは、ズタ袋に砂をつめて、それを積み上げるものです。
これも形は自在な上、かなり簡単らしいし、安いようです。ズタ袋も
中古のでよろしいよう。ズタ袋は、積んだら、木槌で、たたき、できるだけ
落ち着かせ、その上に有刺鉄線を置き、次の段を載せます。こうすることで、
ズレを防ぐそうです。

画像

↑ロナルドさん撮影

 その他にも、伝統的な土壁や日干しレンガも選択肢の範疇にあります。

 家は一生のもの。ネットサーフィンをして、よさそうなものを保存して、
何度も読み返し、エクトルと話し合い、よさそうな本があれば、
注文して、届くまで何カ月も待ち、そして舐めるようにして読む、
を繰り返しました。

 やりお直しはききません。本当に最初で最後のこと。
ここはじっくりと考えねば…。


>>続く。
 

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