山が燃えている。

 エクアドルでは、全国的に乾季には焼畑が行われます。

 古い時代から、焼畑をすると、新しい草が生えてくると言われ、
それを現在でも行っている人はたくさんいます。世界中で
行われている焼畑の是非は、地域によっていろいろあるとは思いますが、
私の解釈では、地中の微生物を殺してしまう、地中・地上・空気中の
水分を蒸発させてしまう、土壌がもろくなる、などから、少なくとも
このエクアドルのアンデスでは、止めるべきだと私は思っています。

 でも、山が燃えるのは、焼畑のせいだけではありません。
標高が高く、赤道直下なため、ガラス瓶が捨ててあるだけで、
それが虫めがねのように熱を集め、着火してしまうこともあるには
ありますが、それより多いのは放火です。

 自分の土地だけでなく、農業のためでもなく、面白半分で
乾いた土地に火を放つたちの悪い輩が後を絶たないのです。

 昨日も、裏の、コタカチ山の麓にある、キチュア語で「金の丘(クルキ・ロマ)」と
呼ばれる山が轟々と燃え盛っていました。

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 私のコミュニティーのエル・バタン、もっと上に位置するアサヤ、
サン・ペドロの人たちは、チルカと呼ばれる草を刈って、
それで火をたたいたりして、消火活動にあたりました。
住民は、飲料や洗濯、農業に必要な水が枯れてしまうことを
回避するために、必死です。しかし、乾燥した大地に空っ風が
吹き荒れるこの時期、消火活動は、進みません。夜になってしまい、
もう、燃え尽きるまで、ほおっておくしかありませんでした。

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 翌日、まだ煙が上がっています。

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 村のタイタ(スペイン語の古語で父の意、転じて長老の意)・フランシスコは言います。

「パチャ・ママ(母なる大地)は怒っている。人間は痛いしっぺ返しを食らうぞ」






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