選挙結果

 4月26日のエクアドルの総選挙でした。

画像

↑うちのパートナーのエクトルが隠れて撮った
投票用紙。文字が読めない人のために、写真や
党のロゴマークも。

 ほぼPAISという政府与党の一人勝ち。大統領はコレアが
50%以上の得票で、圧勝。キト市も、PAIS、キト市を
含むピチンチャ県もPAIS、インバブラ県もPAISの候補者が
勝ちました。

 そしてコタカチ郡も同様。PAISの先住民族候補者の
アンランゴ氏の圧倒的勝利。

 私が応援していたアウキ氏は、4期目を務めることが
できなくなってしまいました。得票率は、3候補中、最下位。
それがコタカチの答えでした。

 ただ、聞いたところによると、コタカチ郡のインタグ地方では
かなり不正があったようなのです。

 たとえば、トゥルカン(カルチ県、コタカチはインバブラ県)の
人たちが大挙して、なぜかインタグで登録をして、そこで投票したりとか、
かなり合成肥料だとか、米だとかを配っていたりとか(これは
アンデスでも)、ゴロンドリーナという、コタカチ郡の最西端では、
かなりアウキ派ばかりだったのに、ふたを開けてみれば、選挙運動でも
行かなかったというアンランゴ氏が、アウキ氏の得票数の倍以上
得票していたり、なんだか変じゃないの?という感じが多いそうです。

 ただ、きちんとした証拠があるわけではないみたいなので、
だからどうするというわけにはならないし、不正が認められたとしても、
候補者が罰金を科せられるだけで、再投票になることはなさそうです。 

 でも、それを置いておいても、アウキさんの政治があまり
うまくいっていなかったことは否めません。ここ数年は、
参加型民主主義の結集ともいえる、民衆議会とも分断して
しまっていたし、各教区との協力態勢もうまくいって
いなかったようです。アウキさんは勉強しなおしてと
おっしゃっていましたが、ある意味アウキさんには時間が
必要なのかもしれません。
 
 しかし、私には、やっぱり鉱山開発に対してのオルタナティブが
コタカチ市民により否定されてしまったことが一番ショックです。
(アンランゴ氏は、テレビで鉱山開発は発展を可能にすると
言ってました。一部の人には、鉱山開発はやらないとか言っていた
みたいですが、私はこの耳で聞いています。)
アウキさんの政治は少しうまくいってなかったかもしれない、
他の候補者はいろいろモノをくれたかもしれない、アウキさんとは
違う「夢」を見させてくれたのかもしれない。でも、それを
引き換えに失うものを、みんな見失ってしまったのかも、
あるいはそもそもみんなちゃんとわかっていなかったのかもと
思ってしまい、それでかなりへこみました。「オルタナティブ」と
連呼してきましたが、それが「オルタナティブ」ではなく、「主流」に
なるためには、本当に本当にたくさんのことを乗り越えないと
いけないんだということを、私はこの選挙で実感しました。

 実際4ヶ月後から始まる新政権の元、どんなふうになるのか
さっぱりわかりませんが、主にインタグで培われてきた
草の根運動や団体が、力を合わせて、改めて持続可能な
郡、そして国を目指していくしかないのだと思います。

 私も、日本人だけど、コタカチ市民として、自分にできること、
特に有機農業は、何があっても続けていかなければと
思いました。これからが、ある意味正念場なのかもしれません。
アウキさんが負けてしまったのは、返すも返すも残念ですが、
「アウキ」という、保護膜がなくなっても、続けていかないと
いけないことであり、本当の意味での環境保全郡を目指す
きっかけになることを願っています。というか、自分もがんばります!



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

ひろ
2009年05月06日 16:10
アウキさん敗れましたか…
4期目ともなるとさらに成果が求められるのかなって
思いました。そちらの政治状況が分からないのでなんとも
言えませんが、エクアドルの自然と命が守られることを
願っています。
今月はノルマさん、シルビアさんの来日でお話聞けるの
楽しみにしています!

この記事へのトラックバック