ウミータの作り方 前編

 ウミータとは、トウモロコシの蒸しパンです。このアンデス地方では
かなりポピュラーなパン。パンというとちょっと語弊があるかしら。
いわゆる蒸しパンよりもずっとしっとりして、ずっしりしています。
 
 昨日はじめて、エクトルのお兄ちゃんのお嫁さんに教わりながら
作りました。

 さて、このウミータの作り方は:

① トウモロコシをする。

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 手動のミンサーで、バケツ2杯分をがんばってするお兄ちゃんのアルベルト。
でもこれでもかなりオートメーション化したと言う。「昔はこれを石ですってたんだから」

 そして垂れてくるトウモロコシの水分も逃しません。

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 さらに塩味にするときは、ネギも一緒にすります。ネギ好きの
私にはたまらない匂い。

 トウモロコシをすりながら、お兄ちゃんは昔の話をしてくれました。
まだ弟妹が小さく、しかしすでに上の兄姉が働きに出てしまって
自分が一番のお兄ちゃんだったときのこと。本当に生活に苦しかった頃、
お父さんとお母さんが働きに出て、しばらく帰って来なかったりすることが
あったそうです。置いていってくれたごはんも、3日目にはもうない。
死ぬほどおなかを空かせた弟(=エクトル)妹たちは、泣き始める。
と言っても、お兄ちゃんもまだ10歳にならないくらいの頃。困った
お兄ちゃんは、取り残ったトウモロコシを盗んできて、石で、少し
固くなったトウモロコシをすって、でも足りないし、固いので、サンボという
瓜を一緒にすって、葉っぱに巻いて、トウモロコシの芯(幹?)を薪として
使って、火を起こして、直火で焼いて食べたそう。

 すごーく昔の話に聞こえますが、このお兄ちゃん、私よりも実は
4つも年下。私にはそんな経験はありません。本当に彼らが食べ物を
本当に大事に、決して残さない理由がわかります。つらくてみじめな
経験だったと思うけれども、でもそれがあるから、彼らは強いんだなと
思いました。

② トウモロコシの水分、バター、塩、重曹を混ぜる。

 味付けは、お嫁さんのロシータの出番。バターと塩と重曹を
トウモロコシの水分に混ぜて、少しずつすられたトウモロコシに
混ぜます。お好みで、ラードを入れる人もいるし、あるいは
何も入れない人もいるとか。

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 去年の年末に末っ子のクレイトンが生まれたばかり。妊娠中毒症にかかり、
かなりの難産で、無事に生まれたものの、当初はロシータの目は
見えなくなっていました。でももう今はまったくそんなことはなく、元気になりました。
本当にこの笑顔が見られるようになってよかった!

③ トウモロコシの皮に包む。

 混ぜ上がったトウモロコシの生地は取っておいたきれいなトウモロコシの
皮に包みます。特に難しいことはなく、ただ包めばいいだけ。詰め過ぎると、
下から出ちゃうのだけ気をつけてひたすら包みまくります。バケツ2杯分の
トウモロコシというのは相当な量です。私もここだけお手伝いさせてもらいました。

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↑包み作業中

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↑包み終わったもの

 さて、この次は…。

>>続く

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