ニワトリさん物語④ ~アヒルさん、再デビュー~

 実は先日から、新しい鳥小屋を作っていました。

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↑作業中、横にいた次女サチャ。橋を渡るのがお気に入りらしく、
行ったり来たりをずっと繰り返していました。

 なぜかというと、私たちのチキントラクターのシステムが
あまりうまくいかなかったからです。

 どういうことかと言うと、そもそもチキントラクターとは
なんぞやという話からしますが、パーマカルチャーのひとつの
実践例なのですが、私の理解では、鶏の性質を分析して、
その性質(たとえば、ふんをする、土をひっかく、
虫を食べる、草を食べるなど)をうまく利用して、
土を耕す方法です。
チキントラクターというくらいですから、本来は、移動します。
丸い大きなカゴのようなものを作り、
耕したい場所に置き、そこに鶏を数羽入れ、数日、あるいは
数週間ごとに移動させるというものです。つまり人間が耕して
肥料をやる代わりに、そのような作業がお好きな鶏さんに
やっていただきましょうという企画(?)です。

 ただ、これをやってみたところ、私たちの鶏さんたちの
お互いの相性がよくなかったのか、カゴが狭すぎたのか、
ケンカして、ある鶏が他の鶏をつつき殺してしまったのです。
また、少しずつ移動して行く方法だと、うち規模の農園だと
永遠にかかってしまいます。

 でもこのチキントラクターは導入したい。
そこで、私たちがやることに決めたのは、
シードベッド(苗床)をチキントラクター方式で
やろうと。

 つまり、固定式のチキントラクターを二つ作って、
片方をシードベッドに、もう片方に鶏を飼って、
1年ごとくらいに、交換すれば、鶏がいた方は肥えて
いるし、シードベッドだったところには鶏のえさになる
柔らかい葉や草がいっぱい生えているし、虫もいっぱい
いるだろう、と。

 囲い式のシードベッドには、さらに利点があります。
うちには犬が3匹いて、好き勝手行き放題。
畑の上も全速力で駆け回ります。苗が育っていたら、
まぁ多少のことではダメにならないのですが、
種から出てきた芽は別です。犬に踏まれたら死んでしまう。
だから囲いの中で苗床をするのそういうメリットがあります。

 ただし、これにも盲点がありました。

 1年ほど経って、トリさんたちとシードベッドを
交換したのですが、なんと、シードベッド側の囲い(竹)が
壊れていて、そこから犬が侵入し、卵を生み始めていた
鶏たちをほぼ全滅させてしまったのです。これは盲点という
よりも、私たちがちゃんと事前に囲いのチェックしなかったという
だけのことなんですが、大切に大切に育ててきた鶏さんたちの
哀れな姿を思い出すだに無念でなりません。

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↑唯一生き残った彼女。鶏さんの目はちょっとコワイ…。

 さらに、鶏さんたちを移動させるためには、シードベッドに
ある苗を全部移植させなければなりません。でもその間も、
どんどん種まき作業は続けなければなりません。
でも鶏さんがいる間は、もちろん植えられないし、鶏さんが
移動してからも、雑草を除いて、苗床を作る作業があります。
これが終わるまで、一時的にシードベッドを囲いの外に
作り、そこで種まきをしていたら…犬たちがこれを
荒らしまくり、一時の野菜の生産量ががくんと落ちました。

 それもこれも全部全部犬のせい。きいっとなりますが、
でも、その犬を飼っているのは私たち。
誰かが、「犬はパーマカルチャー向きじゃない」と
言っていましたが、これは本当に実感します。
かわいいけど、農作業にはかなりお邪魔な存在です。
でも、犬は犬で番犬という役割があるので、うちには必要な仲間。
だから、私たちがなんとか対応策を考えねばなりません。

 そこで考えたのはさらなる囲いの強化と、3つ目の囲いを作ること。
ひとつ余分にあれば、そこに鶏か苗を一時的に退避させる
ことができます。

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↑一番左がおニュウ。前の状態はこちら

 囲いを新しくするのと平行で行っていたのが、
貯水池作り。私たちの家の裏に、雨水タンクがあるのですが、
それを灌漑用水(スプリンクラー使用)にしています。
雨水を使用できるのはいいのですが、くみ上げが
電動のポンプを使うので、いっぱい電気をくいます。
それをなんとかしたいと思っていて、土地の中で
一番標高が高いところに貯水池を作れば、重力を利用して
水やりができる。そこ水草を入れて、アヒルさんを飼えば、
栄養がたくさん水に入って、いいんじゃないか?
ということで、鶏さんはとりあえずおいておいて、
アヒルさんを飼うことにしました。

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↑ご到着。

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↑すぐ水浴びを。

 すぐに外の環境に慣れないので、寒さには要注意。
私が2、3時間おきくらいに見に行っていたのですが、
小さな二羽が、びしょびしょのまま。他のアヒルさんたちに
踏んづけられている。触ってみると、息はしているけれど、
体が冷たくなってる。こりゃ、このままじゃ死んじゃうと思い、
焦って暖めました。長女ムユが、おなかに入れて
あたためてあげました。数時間すると、回復。
元の仲間のところに戻してあげましたが、でも心配で
何度も見に行きました。でもどうやら大丈夫なようです。
ほっと一安心。

 ムユもサチャもアヒルさんの存在がうれしくてうれしくて
しょうがないよう。そしてアヒルさんのまねをしてしまうムユ。

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 犬たちの魔の手の届かないところで、元気に育って
いっぱいふんをしてくださいね。
あ、そうだ、再デビューなのは、飼うのは二度目だからでっす。
ちゃんちゃん。



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