ちょっと大変!
前から言っていますが。
ワタクシ、大の海産物(特に魚卵)好き。
小さい頃から一番の好物は、たらこ。
「たらこひとつぶ、ひゃくまんえーん」などといいながら、
小さい頃は、ご飯もりもり、たらこちびちび食べていたものでした。
でも、環境問題(という言葉は好きじゃないのだけれど。
だって、環境問題っていう分野じゃないでしょ?全部の
分野に関わってくる問題ですよね???)に
触れるようになって、日本人の海産物の消費量や乱獲
(でないものもあると思うけれど)におののき、
そりゃ卵を袋ごとがつんとがばがば食えば、魚の数は減るわよねと納得し、
ここ数年、母が一回、たらこ好きの私を思い、瓶詰めを
持ってきてくれたのをのぞいて、口にしていません。
強調しますが、シーフードは大好き。
でも、たまにちょこっとしか食べられないのと、
今食いまくって、あとで全然食べられなくなるのだったら、
やっぱり、前者をとります。そしてきっと事態は、
シーフードが食べられる食べられないとかじゃないほど
深刻な方向へ行っていると思ってマス。
でも、何かでいくら丼やら、なんとかのたらこ和えとか、
明太スパとか、数の子とか、そういう文字を見るたびに生唾ごっくん。
体は正直です。
なんとなくネットで、ベジタリアン料理を眺めていたら、
あったお料理に目が釘付けになりました。
「アマランサスのたらこ風」
アマランサスというのは、アンデス原産の穀物です。
↑かなり小さい粒。
紀元前5千年から栽培されており、先住民の人にとっては、
トウモロコシや豆と同じくらい重要度の高い作物だったそうです。
カルシウム、鉄分、そしてアミノ酸が豊富で、
たとえば慢性的な痛み、リウマチ、関節痛、外傷などの
鎮痛効果があるアミノ酸やら、
脂肪の分解を助けたり、毒性を持った物質や、活性酸素から
体を守るといった働きのあるアミノ酸やら、
体の組織を修復したり、細菌やウイルスに対する抗体、
ホルモン、酵素をつくるなどの機能を持っているアミノ酸やら
てんこもり。
確かにスーパーフード。
現在の現地の人(エクアドルの先住民)はさて、どんなふうに
食べているかというと、なんと!せいぜいが若芽をゆでて食べるくらい。
(でもこの芽には、すごいタンパク質とカルシウムが
含まれているそう。)
一説によると、スペイン人が侵入してきたときに、
現地の人たちが食べる分まで根こそぎ持っていってしまい、
その食文化がなくなってしまったのだとか。
だから、その辺に生えているのに、あまり誰も食べません。
でも、最近その見直しが進められていて、雷おこしみたいな
かりかりの甘いお菓子とか、すった粉を使ったケーキだとかを
先住民系のイベントで見かけるようになりました。
乾煎りすると、ちっちゃいポップコーンのようにはじけ、
さくさくおいしいので、お菓子やグラノーラに入れたり、
少し煎るだけにしてパンに入れてつぶつぶ感を楽しんだり、
粉はパン、ケーキとか、適当に入れて、私はよく使っています。
しかし、しかし、たらこって?!だって穀物よ?!
しかも、昆布だしでゆでて、しょうゆで味付け。
それだけ。
油なし。乳製品なし。手間なし。
すごい…。
でも同時に絶対そんなふうにはならないだろうと疑いつつ、
チャレンジしてみました。
↑before
↑after
途中で味見してみたら、少し固かったので、煮汁が
なくなるまで火を通してみました。
この味は、まさか、もしや、信じがたいが、確かにたらこに近い…。
いや、たらこより、もっとプチプチがはっきりしているので、
数の子をほぐしたのみたい。
うちでは黒いのも採れるから、キャビアもできちゃう?!
すごい…。あまりに驚いたので、「…」になってしまう。
ここ数年で、一番びっくりしたベジタリアン料理です。
しかもビーガンだよ、おいおい!
しかもここら辺の食材だよ!
すっげー!(←だんだん興奮してきた。)
隣に本物のたらこがあったら、間違えはもちろんしませんし、
どっちがおいしいって言ったら、多分やっぱりたらこ。
でもでも、私はこれで大満足です。だって、結局どうがんばっても、
たらこは自分では手に入れられないし、環境に負荷を
与えないで、おいしく食べられるんですもの。
どんなものでも、絶対ダメってなるとつらい。
でもだからって、何にもしなけりゃ結局取り返しのつかないことに
なってしまう。だから、自分にできる範囲で、少しずつ減らしたり、
オルタナティブを探したりするスタンスが好きです。
またひとつエクアドルでの食が豊かになりました。
そしてこのヒトの食べっぷりを見てたら、嬉しくなりました。
ほんとのたらこの味はまだ知らないけれど、おいしくごはんを
食べてくれるのは嬉しいです。(というかこの時点では
まだ味見しているときで、ごはん炊けてなかったんだけど、
味見させたら、くれくれとせがむので、しょうがなく
アマランサスだけで…。)
↑つぶつぶだらけ。きっと消化できないだろう…。
ワタクシ、大の海産物(特に魚卵)好き。
小さい頃から一番の好物は、たらこ。
「たらこひとつぶ、ひゃくまんえーん」などといいながら、
小さい頃は、ご飯もりもり、たらこちびちび食べていたものでした。
でも、環境問題(という言葉は好きじゃないのだけれど。
だって、環境問題っていう分野じゃないでしょ?全部の
分野に関わってくる問題ですよね???)に
触れるようになって、日本人の海産物の消費量や乱獲
(でないものもあると思うけれど)におののき、
そりゃ卵を袋ごとがつんとがばがば食えば、魚の数は減るわよねと納得し、
ここ数年、母が一回、たらこ好きの私を思い、瓶詰めを
持ってきてくれたのをのぞいて、口にしていません。
強調しますが、シーフードは大好き。
でも、たまにちょこっとしか食べられないのと、
今食いまくって、あとで全然食べられなくなるのだったら、
やっぱり、前者をとります。そしてきっと事態は、
シーフードが食べられる食べられないとかじゃないほど
深刻な方向へ行っていると思ってマス。
でも、何かでいくら丼やら、なんとかのたらこ和えとか、
明太スパとか、数の子とか、そういう文字を見るたびに生唾ごっくん。
体は正直です。
なんとなくネットで、ベジタリアン料理を眺めていたら、
あったお料理に目が釘付けになりました。
「アマランサスのたらこ風」
アマランサスというのは、アンデス原産の穀物です。
↑かなり小さい粒。
紀元前5千年から栽培されており、先住民の人にとっては、
トウモロコシや豆と同じくらい重要度の高い作物だったそうです。
カルシウム、鉄分、そしてアミノ酸が豊富で、
たとえば慢性的な痛み、リウマチ、関節痛、外傷などの
鎮痛効果があるアミノ酸やら、
脂肪の分解を助けたり、毒性を持った物質や、活性酸素から
体を守るといった働きのあるアミノ酸やら、
体の組織を修復したり、細菌やウイルスに対する抗体、
ホルモン、酵素をつくるなどの機能を持っているアミノ酸やら
てんこもり。
確かにスーパーフード。
現在の現地の人(エクアドルの先住民)はさて、どんなふうに
食べているかというと、なんと!せいぜいが若芽をゆでて食べるくらい。
(でもこの芽には、すごいタンパク質とカルシウムが
含まれているそう。)
一説によると、スペイン人が侵入してきたときに、
現地の人たちが食べる分まで根こそぎ持っていってしまい、
その食文化がなくなってしまったのだとか。
だから、その辺に生えているのに、あまり誰も食べません。
でも、最近その見直しが進められていて、雷おこしみたいな
かりかりの甘いお菓子とか、すった粉を使ったケーキだとかを
先住民系のイベントで見かけるようになりました。
乾煎りすると、ちっちゃいポップコーンのようにはじけ、
さくさくおいしいので、お菓子やグラノーラに入れたり、
少し煎るだけにしてパンに入れてつぶつぶ感を楽しんだり、
粉はパン、ケーキとか、適当に入れて、私はよく使っています。
しかし、しかし、たらこって?!だって穀物よ?!
しかも、昆布だしでゆでて、しょうゆで味付け。
それだけ。
油なし。乳製品なし。手間なし。
すごい…。
でも同時に絶対そんなふうにはならないだろうと疑いつつ、
チャレンジしてみました。
↑before
↑after
途中で味見してみたら、少し固かったので、煮汁が
なくなるまで火を通してみました。
この味は、まさか、もしや、信じがたいが、確かにたらこに近い…。
いや、たらこより、もっとプチプチがはっきりしているので、
数の子をほぐしたのみたい。
うちでは黒いのも採れるから、キャビアもできちゃう?!
すごい…。あまりに驚いたので、「…」になってしまう。
ここ数年で、一番びっくりしたベジタリアン料理です。
しかもビーガンだよ、おいおい!
しかもここら辺の食材だよ!
すっげー!(←だんだん興奮してきた。)
隣に本物のたらこがあったら、間違えはもちろんしませんし、
どっちがおいしいって言ったら、多分やっぱりたらこ。
でもでも、私はこれで大満足です。だって、結局どうがんばっても、
たらこは自分では手に入れられないし、環境に負荷を
与えないで、おいしく食べられるんですもの。
どんなものでも、絶対ダメってなるとつらい。
でもだからって、何にもしなけりゃ結局取り返しのつかないことに
なってしまう。だから、自分にできる範囲で、少しずつ減らしたり、
オルタナティブを探したりするスタンスが好きです。
またひとつエクアドルでの食が豊かになりました。
そしてこのヒトの食べっぷりを見てたら、嬉しくなりました。
ほんとのたらこの味はまだ知らないけれど、おいしくごはんを
食べてくれるのは嬉しいです。(というかこの時点では
まだ味見しているときで、ごはん炊けてなかったんだけど、
味見させたら、くれくれとせがむので、しょうがなく
アマランサスだけで…。)
↑つぶつぶだらけ。きっと消化できないだろう…。
この記事へのコメント
またまたコメントありがとうございます!めんたいこもぜひチャレンジしたいです。ちょっととうがらし入れるだけでいいのかしら。少しねっとり感も出したいですね。欲張りになってきちゃいます。あー、パスタもできるなぁ。しかし穀物on穀物のパスタ…。