地元遠足

 話はさかのぼりますが、長女ムユの学校が冬休みに
入る前に、遠足がありました。

 行き先は、コタカチ。つまり地元です。コタカチの
博物館に行った次は、なんと、我が農園クリキンディ!

 少し前に保護者会があり、その際先生から、子どもたちを
ぜひお宅の農園に連れて行きたいというお話がありました。
どんなふうに見せたらいいかと先生にお伺いしたら、
「できるだけシンプルに」と。

 そこでパートナーのエクトルと相談して、種を見せて、
その苗、そして野菜になったところを見せましょうと
いうことになりました。

 どの野菜にしようかと少し考えたのですが、
身近な野菜ということで、ニンジンにしました。

 ニンジンの種って、ちょっと見たことないですよね?
 それを子どもたちに見せて、芽が出たところ、そして少し
実(というか根)ができたところを見せて、そして
大きくなったものをそれぞれに引っこ抜いてもらい、
葉っぱはクイちゃんにあげて、ニンジンは持って帰ってもらって
ご家族と食べてもらおうという、我ながら体験型の
すばらしい企画。さらに手作りのニンジンカップケーキつき!

 さて、ピックアップトラックに乗って現れた子どもたち。
ムユは案内役だったらしく、みんなと一緒の荷台ではなく、
助手席に座っていました。

 子どもたちは広々とした空間に大興奮。
ムユは心なしか鼻高々。 
そして先生たちは、子どもたちが粗相しないかどうか心配そう。

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 まず最初に計画通り、子どもたちに種を見せて、
なんの種だ?と聞いてみたところ、正解ゼロ。
ニンジンを見せて、これだよ、と言ったところ、えーっという声。
ふふふ、思惑通り。

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 種をそれぞれにじっくり見てもらった
ところで、ニンジンを見に。小さくできたニンジンを
見た後、大きくなったニンジンのところへ行きました。

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 この日のために、少しニンジンを採り残しておいたのです。
先生方は「触っちゃだめ!」「そこ入っちゃだめ!」と
ちょっとナーバス気味。まぁ、一応商品なので、お気遣いは
ありがたいのですが、でもそれじゃここまで来てもらった意味が
ないので、一人一本ずつ、引っこ抜いてみていいですよと
言ったところ、子どもたちはわーっと、大喜び。

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 そして、抜いたニンジンを早速洗ってがぶり。
本当は、ニンジンの葉っぱを切って、クイちゃんに
あげたかったのですが、時間オーバー。
慌てて、ニンジンカップケーキを振る舞いました。

 みんなおいしそうにほおばってくれて一安心。
ある男の子が「ニンジンってこんなにおいしいんだって
知らなかった」と言ってくれて、超感激。

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 その間、エクトルが、「ニンジンの葉っぱを
クイたちにあげて、そのフンを肥料にするんだ」と。
そして先生が「ここの肥料はオーガニックなの。
農薬も使っていないのよ」と。

 しかし5、6歳の子どもにオーガニックとか、
農薬とか肥料とか言ってもわからないと思う。

 私はそこで付け足しに、
「肥料というのは、野菜の食べ物のこと。
オーガニックっていうのはね、つまり、野菜におやつや
お薬だけじゃなくて、自然の、栄養のあるおいしいご飯を
あげるってことなの。」
我ながらその場で思いついたにしてはナイスな説明!
先生方もうなづいてくださっていました。

 時間にして1時間半くらい。嵐のように来て、
そしてそのまま嵐のように去っていきました。
みんな楽しんでいってくれたようで、安心しました。

 今日ここでニンジンを見たことは、ずっと先の未来には
もう忘れちゃうかもしれないけれど、でも、小さな種が、
少しずつ育って食べ物になること、食べ物を食べるということは
いのちをもらうということ、食べ物はいろんな人の思いの
上にあるということが、ひとしずく分でも彼らの心に
沁みていったらいいなと思いました。

 ムユはもちろんこのまま残ったのですが、先生が
お帰りになる際、ムユに言いました。

「ムユは天国みたいに素敵なところに住んでいたのね。」



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