お弁当で。

 長女ムユにはいつも学校へ行くときにお弁当を持たせます。

 たいていは、サンドイッチとフルーツ。

 でもある日、ムユが言いました。
「まま、むゆ、おべんとう、ごはんがいいの」
「じゃ、チャーハンにでもしようか?」
「ううん、しろいごはんがいいの、のりでむゆってかいてあるやつ」

 以前、ムユの誕生日に作った、へぼちらし寿司のことを
覚えていて、そのことを言っているようなのです。

「でもさ、むーちゃん、お友達に、これなにー、へんーとかって
言われない?」
「でもだいじょぶ、これcomida japonesa(日本食)っていうから」

 そのとき、はっとしました。

 むしろ偏見を持っているのは私じゃないかと。
 変だと思っているのはむしろ私の方なのじゃないかと。

 ずっと、ムユが、「中国人(こちらではアジア人はすべて
ひとくくりで中国人と言われる)」といじめられるのではないかと
心配していたのですが、でもそんなことを考えている私の方が、
逆に日本人であることをどこかで否定しているような考え、
あるいはエクアドル人にわかるわけがないというおごった考えを
もっていたのだと、ものすご~く恥ずかしくなりました。

 かなり反省。
 
 ということで、作ってみました。

 でもまともに日本っぽいお弁当なぞ作ったことがないので、
何を作ったらよいかわからず。昨今流行の「キャラ弁」からは
ほど遠く、おかず少なっ!色、地味っ!ですが、
とりあえず、エクアドルでできる範囲で、日本っぽいお弁当が
できました。

画像


 海苔弁+卵焼き+インゲンのゴマ和え(のみ)です。

 海苔でムユと書くスペースがなかったので、お花で
ごまかしました。

 ムユがトマト好きだったら、彩りに入れるのに~と思いつつ、
他に何を入れたらいいか思いつかなかったので、
今回はこれだけで。本当は玄米にしたいのですが、
こっちの玄米は冷めるとごちごちに固くなってしまうので、
(日本のはどうなんだろう?)白いご飯にしました。

 改めて写真を見ると、うーむ、これ、日本の学校に行ってたら、
あまりにもしょぼ弁当でそれこそいじめられちゃうかもと
思ったり…。

 帰ってきたムユに聞いてみました。

「お友達なんか言ってた?セニョリータ(先生)は?」
「せにょりーたは、que rico!(おいしそう!の意)っていってたよ。」

 ま、セニョリータが、変なこと言う訳はないし、
結局何持たせても、いつも同じコメントなのですが、

「あれはんどら(お友達の名前)がたまごやきほしいって
いうから、あげたの。おいしいっていってたよ」

 なんと!だしの味の卵焼きが、エクアドルの子どもに
受け入れられたとは。「ほしい」と言われ、あげても
吐き出されるかなと心配していたのですが。

 しかしさすがに、海苔には誰も手出ししなかったようですが。
お箸も持たせたのですが、感想は特になかったようです。

 でもこれからも、時々日本っぽいお弁当を持たせて
(でももうちょっと華やかにするようがんばります)、
他の子どもたちとシェアしていけたらと思いました。

 子どもってすごいですね。いろんな扉をあけてくれます。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 5

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

しほ
2010年12月14日 22:36
わだっちひさしぶりー
皆さん元気そうでなによりです!
エクアドルは小学校からお弁当なのね。お母さん偉いなぁ・・・。
私は中学校からだったからなぁ。
今回は日本風お弁当だったけど、そしたら普段はどんな感じなの?!
ワダアヤ
2010年12月14日 23:03
しほへ

 わー、久しぶり!スカイプのコンタクトリスト眺めてて、そろそろ電話しようかと思っていたところでした。

 エクアドルは小学校からお弁当、というのは実は違くて、ムユは帰りはスクールバスなので、なんと下校時間は12時半なのに、帰宅時間は2時半なんです。(これかなりかわいそうだよね。今の悩みの種。車だったら30分の距離なのよ…。)最初にオタバロ方面の子をおろして、ムユは一番最後におろされる関係で…。ということで、本当は「おやつ」なのだけれど、でもおなかすいたらかわいそう(私が空腹に耐えられないタイプなので)と思い、お弁当というか、けっこうおなかにたまるものを持たせてるというわけです。
 ごはんじゃないときはいつもサンドイッチか、フレンチトースト(パンが固くなっちゃったときの必殺技)とか、ハッシュドポテト(ジャガイモじゃなくてユカイモを使うときも)かねー。フルーツ好きなので、いつもみかんとかオレンジとかパパイヤとか、なんかしら入れてます。
 先生が口を酸っぱくして、「ジャンクはやめて!」と言っているけれど、他のお母さん方が持たせるのは、すごい色のゼリーとか、キャンディとか、スナック菓子らしい。(ムユ情報)
しほ
2010年12月16日 23:27
なぬー
下校に2時間もかかるのかーー
それは大変だ!
たしかにかわいそうねぇ・・・
お弁当持たせてあげたいよね。
わだっちが空腹我慢できないっていうのよくわかるよ、うんうん。
だってエクアドルにいた時、ずっとご飯のことかんがえていたもん、わだっち 笑
私もプレッシャーだったなぁ。

しかしエクアドルの小学校はお昼までなんだ。
ちょっと授業時間短いよね。お勉強の方大丈夫かしら・・・学年があがるともっと長くなるのかな?
それにそんなに早く子供が帰ってきちゃうとなると、お母さんは殆ど家にいないといけないよね。
外に働きに行くのは難しいよねぇ。
エクアドルのママ達はどうしてるの?
日本でも女性が子育てしながら働こうとすると大変よね。運よく保育園が見つかればいいけど、それでも5時とかにはお迎えに行かなければならないし、病気になったら預けられないし。
ベビーシッター雇うといっても高いしね。。
周りが子供を生み始めたので、やっぱりこういう事って気になるね。
ワダアヤ
2010年12月17日 21:43
しほへ

 私の頭の80%は食べ物のことで埋まってます。が、プレッシャーとは???人にプレッシャーを与えるほどの空腹って一体?!
 ちなみにエクアドルでは、都市部でいわゆるキャリアを積むような女性は、経済的に恵まれてる場合が多いからベビーシッターを雇うことは全然問題なし。(しかも残業ほとんどしないし!)農村部の女性は家族が多いから、誰かが面倒見てくれるorつれてく。「子どもがついてく」ことが割と大丈夫なところは多いです。そこはけっっこういいところ。私も仕事で、女性たちとの会合に行くことが多いけれど、半数は子ども連れで、子どもたちも参加している感じ。保育園等は、日本とは全然事情が違うね~。そこに求めてるものも違う気がする。日本は、教育内容にも気遣うけれど、エクアドルの場合、多くの人は、とりあえず面倒みててもらえりゃいいっていう程度な気がします。少なくとも未就学児には。コミュニティーの保育園なんかそんな感じでした。

こゆり
2011年01月05日 20:50
わだっち、お久しぶり!
夏にパリのマルシェでバッタリしほちゃんに遭遇し、
わだっちのブログを伺いました~
高校が一緒だった旧姓佐藤です
覚えてるかな?

私は主人の転勤で去年の秋に
パリに引越してきたの~
日本人も多く、子供も日本人学校なので
あまり異国暮らしという感じではないけどね

我が家の子供達も日本ではモンテッソーリの保育園に
通っていたよ
子供をよく見て敏感期に気づき、
子供が自分でできる環境をつくってあげるって
とっても大変だけど、すごくいいよね~

ではまたお邪魔します
久々にゆきちゃんにメールしたので
わだっちのブログを紹介させてね~

ワダアヤ
2011年01月05日 22:58
こゆりさん、(というよりひゃーちゃんと呼びたい!)

 久しぶり!というか、何年ぶり?!
ブログへのコメントどうもありがとう!
インターネットって改めてすごいね、
こんな簡単に年月を飛び越えて、つながれてしまうのね。

 しほから、ひゃーちゃんとパリで偶然会ったと
いう話は聞いてました。すごい偶然だねー。
世界って狭いねー。

 年子のお嬢さんがお二人いると聞きました。
私の娘たちは5歳差だけれど、お嬢さんたちが
小さい頃はさぞかし大変だったことでしょう。
上の子は5歳だからある程度、道理はわかっているけれど、
でもたまにジェラジェラになって、それまでは
考えられないようなわがままを言ったり、
粗相をしたり。いろいろあの小さい頭の中でも
葛藤があるんだろうな~。

 私のメールアドレスは、wadaaya☆gmail.comです。
(☆を@にかえてくださいね。)よかったメールくださーい。

ワダアヤ
2011年01月06日 12:47
ひゃーちゃん、

アドレス間違えました!
誤)wadaaya☆gmail.com
正)wadaaya0515☆gmail.com
でございます。
☆は@にかえてくださいね。
ごめんなさい!
たかこ
2011年02月09日 19:12
彩さん:お弁当すっごく素敵だし、その発想も素晴らしいと思う。是非続けてください。子ども達より、大人の方が、閉鎖的な発想を持っているのはすごくわかります。まさに「平和は子どもから始まる」でしょ??ムユちゃんは根っこの部分がしっかりとしていて、ぶれない子どもだと思うよ。素敵だね。高子より
ワダアヤ
2011年02月10日 07:47
たかこさ~ん、

 コメントありがとうございます!
 ほんとですね、子どもから平和が始まるってこういうことだって、腑に落ちました。娘たちから学ぶことって本当にたくさんあります。ほんと娘たちに育ててもらっています。子どもってすごいなぁ~。

この記事へのトラックバック