理想のエコハウスづくり (7) ~Intermission:私たちが作った東屋~

 ちょっと母屋づくりの話はしばし休憩して、ここにきてから初めて
作った建築物(?)の東屋の話を書きたいと思います。

 土地のど真ん中に、大きな石があって、これはいかんともしがたく、
そこにラウンドハウスと称する、東屋を作ることにしました。

 家は八角形で、これはエル・ミラグロの母屋をまねました。
木はご近所さんから買ったもの。月カレンダーを見て、切るのに
良い日を選びました。これはユーカリの木です。ユーカリの木は
硬いので、柱に向いているそうです。

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 一番の注目どころは支柱ですが、中心の柱、途中から下まで
ないのです!これも以前書いたエルネストさんちで見たものですが、
屋根を支える細い柱が中心に集中しており、その力が中心で、
ぐっと支えているという、わかるようなわからないような、
理屈ですが、パートナーのエクトルが絶対そうしたいと
珍しく熱っぽくツバを飛ばしながら熱弁していたので、
そうすることにしました。

 足場を取るときは緊張しました。でもなんとか持ちこたえて
いるよう。

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 屋根は、クイコチャと呼ばれる、先住民族の人々が神々の湖と
崇める湖の畔に自生するパハ(藁)です。標高3000m~3500m。
ここは国定公園と定められているので、勝手にパハを取ることは
禁じられています。しかし、その周辺コミュニティーに住む先住民の
人は、許可を得た上で、取ってもよいことになっています。

 昔はこれで、屋根を作るのが一般的でした。煮炊きは家の
中でやっていたので、竈の煙がちょうどよく燻してくれるので
こんなに柔らかい素材でも、50年も60年ももつそうです。
残念ながら、今ではほとんどすたれてしまっていますが。

 ただ、私たちが住むエル・バタンはクイコチャの周辺コミュニティーでは
ありません。ただ、エクトルの実家のモラレス・チュパ村は、
その範疇にあるので、実家に頼み、その村長のサインをもらい、
クイコチャにある環境省の事務所に申請書を出して、許可GET!

 方々にお願いして、10名くらい集め、いざクイコチャへ。
早朝からお弁当づくり。私はマメをゆで、ごはんを炊き、ジャガイモをゆで、
サラダ、ジュース、アヒを作ります。アヒはトウガラシソースです。
とにかく具は何であろうと忘れちゃいかんのがこのアヒ。
どんなにごはん自体がまずかろうと、アヒで流し込むのが先住民流。

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↑背後に湖が見える。

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↑お昼ご飯の風景。

 ちなみにそのときはまだ娘ムユが小さかったので、私はお
留守番でした。

 パハは1mくらいの長さのものが理想。それを少し乾燥させて、
小さな束にし、カブヤ(サイザル麻)を割いたもので、下から
編んでいきます。

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↑けっこう滑りやすいので、必死でしがみつかないと落ちてしまう。
上の方をやるときはもうロープにつかまって。 

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 床はトゥニバンバというコミュニティーで買った日干しレンガです。
日干しレンガは、比較的簡単に手に入ります。このトゥニバンバは
レンガの村。そこら中で作っているので、焼く前のレンガを譲って
もらいます。

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↑日に干しているところ

 そして完成!

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 2006年のことでした。ここでバーベキューしたり、遊んだり、
休んだり、あるいはワークショップなんかもできたらいいなと
思っています。

 小休止のつもりがこんなに長々と…。いつもスミマセン。
読んでくださってありがとうございました。


>>続く。


 

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