理想のエコハウスづくり (3) ~続・家を何で作るか~

 さて、どんな素材で、家を作るかの続きです。

 あえて、書かなかったのは、藁の家。ストローベールと言われる、
刈った藁をブロック状に圧縮成型して、それをレンガのように
積み上げて、壁の芯にして、その上を塗り固めたものです。

 この素材は、地球にやさしく、夏涼しく、冬暖かく、壁自体が
呼吸をして湿度も調整してくれるというスグレモノ。

画像

↑ロナルドさん撮影。
下の部分が、スーパーアドビ。ブラジルにて。
グアテマラでは、ストローベールは手に入らないそう。

 東京の国分寺にある「カフェスロー」さんは、ストローベールをたくさん
使っています。

 今はもう移転してしまいましたが、最初の店舗のとき、
オープンする前、少しだけ、積んだ藁の壁に珪藻土(藻類の一種の
珪藻の殻の化石からできたもの。保温性と吸湿性に優れていて、
壁土に使える。)を塗り固めるお手伝いをしました。やわらかな曲線や
質感の壁や棚は、カフェスローのやさしい雰囲気や、自然素材の
手工芸品やフェアトレードグッズを飾るのにぴったりでした。

 私もエクアドルスタッフとして勤めているスロー・ウォーター・カフェの
カフェ、「北のハチドリ」も、ストローベールを使ったやさしく、
はっとするような空間を作りだしています。
(まだ実は行ったことがないんだけど、たぶん、写真で見る限り…。)

 これらのカフェをデザインされたのは、スローデザイン研究会
大岩剛一さん。
剛一さんは、建築家で、大学の先生。幸運にも、私は
ナマケモノ倶楽部を通じて、知り合うことができました。
おおらかで、情熱があって、センスがよくてかっこいい!
奥さまも柔らかな雰囲気ながら、ピリッとした芯がある方で、
ご夫婦そろって、私の憧れでございます。剛一さんデザインの
家やカフェは、落ち着いた雰囲気で、外見もたたずまいも、
その自然への配慮も、心遣いも、何もかもが、とっても素敵。

 実例がこれだけ周囲にありながら、他のものも視野に入れていたのは、
エクアドルでは、藁を圧縮して、ブロックにする機械がないのでは…?と
思い込んでいたのです。
 
 私が住むコタカチ郡には、アシエンダ(大農場主)がたくさんあります。
そこでは、けっこう小麦や大麦の生産をやっているので、一度
探しに出かけました。でも見つかったのは、乾燥させていない、
ビシア(カラスエンドウみたいなもの)と押し麦。しかも1個$2.50もする。
(輸送量なしで)これでは使えません。

 それで若干あきらめかけていたのですが、私たちがこの家に
来た時、最初からあった倉庫に積んであったものを思い出したのです。
そうです。まさにストローベールです。元の持ち主のアシエンダが生産
したいたものだとか。灯台下暗し。ナマのも、乾燥させたものも、
全部家畜のえさ用に作られたものなんですね。

 とはいうものの、もうアシエンダでは作っていないとか。でもこの辺でも
あるということがわかりました。方々探して、コタカチまで持ってきてもらって、
1つ$1.50。これだったら、手に届く!と思う!(まだ何個いるかも
わからないけど)

 さらに、COBとの間で迷っていたのですが、粘土が、アマゾンの
方でしか手に入らないということを聞き、ストローベールに心が
決まりました。

 でも、本当に経験のない私たちにできるのかな?


>>続く。

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