パーマカルチャーへの挑戦 (7) ~パーマカルチャー講習・エル・ミラグロ中編~

 エル・ミラグロで大事なのは、やっぱり水。どう水を扱うか、です。

 雨季の水の量は半端ではありません。

 管理人のルイスさんと毎月エル・ミラグロのことを話しますが、
雨季には必ず「雨で、ユカイモがダメになった」「レタスの苗木が
流された」「土砂がかぶった」という被害報告を聞きます。

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↑雨季にどうなるか説明しているルイスさん。

 私たちの間では、「どうしようもないこと」と片づけられていましたが、
ロナルドさんは、「ここでこそカメジョン(スウェイルを蛇行させたもの)を」
という。

 スウェイルを大きく緩やかに蛇行させることによって、水の逃げ道を
作りつつ、なおかつ土中にゆっくりと浸透させ、乾季に乾ききって
しまわないようにするわけです。そのスウェイルのカーブのところには
堆積物がたまり、それを肥料として使うこともできます。
水を敵にするのではなく、水を味方にする戦略です。

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↑どこにどんなカーブをつければいいか、だいたい筋を
つけてくれる。そういう感覚も身につけたいもののひとつ。

 さらに、大きな課題は、飲み水の浄水です。エル・ミラグロの
生活用水は、上流の流れから、いったんタンクにあげ、
タンクにフィルターをつけ、そこから、長いホースで、料理用、
洗濯用、洗面用などの生活用水の蛇口に流れます。

 私にとって耐えがたいのは、料理用の蛇口から、茶色い水が出ること。
ルイスさんは、沸騰してあるから大丈夫と言い張り、私はなんとなく
流されるようにして、使っていましたが、正直、って言われても…
という気持ちでいつもいました。だからたいてい、飲み水(料理用は
我慢する)は重くても2リットル分くらい持っていくのです。
今まで病気になったことはありませんが、それにしても!!!

 パーマカルチャー的に浄化する方法はないものだろうか?
とロナルドさんに相談すると、じゃぁそれを見に行こうと。

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↑ホースがつながっているところ。すごくきれい。

 まず大問題は、タンク。タンクは屋根はあるものの、ふたがありません。
ここから、葉っぱや泥、石、虫、動物、魚や糞が入って、水を汚すだろうと。
ルイスさんはへろっと「ああ、一度、ホースが詰まっていると思ったら、
魚が詰まってたっけ。腐って大変だった」という。
ええ?それで今まで大丈夫とか言ってたわけ?????
ちょっとキレそうになりながらも、ロナルドさんにアドバイスを
もらって、ほっとしました。

 まずこのタンクに、きっちり閉まるふたを作り、不純物の混入が
ないように徹底。この第一タンクにフィルターをつけて、なおかつ
上澄みのみが流れるようにする。それからもうひとつタンクを作り、
石、砂利、砂、活性炭素を入れ、ろ過する。これでかなりきれいに
なるはずとのこと。ただ勾配が少ないので、どこに第二タンクを作るかは
要検討です。

 またこのタンクは、セメント竹で作れるとのこと。このセメント竹を
使って、雨水貯水タンクなんかも作れるとか。雨水がこれだけ
あるのに、乾季は水不足っていうのはいただけない。
なんとか有効に使いたいもの。さらに、家のそばにたまった水は、
家に湿気を与えてしまうので、それを防ぐためにも必要な処置です。
セメント竹のワークショップなんか企画してもいいかも。

 さらに、今は垂れ流しになっている雑排水溝に、バナナサークルを
作ることに。でも、ケミカルなせっけんとかを使うと、バナナは有機じゃ
なくなるよね?とロナルドさんに聞くと、「有機じゃないバナナは
みんな結局ケミカルを使って育てているんだよ。それに、ケミカル成分が
土地に広がることも防げるし。でも、もし、ケミカルバナナが
いやだったら、食用じゃない植物、たとえば花とか植えてもいいよ」と。
あー、なるほど。とにかく、ロナルドさんは、絶対攻め口調に
ならない。できるだけ私たちの目線に合わせようとしてくれる。
本当にいい先生。

 とにかく、水を制する者は、エル・ミラグロを制する!
少し前進した気持ちになりました。



>>続く。

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