フスティーナさんちのこと II ~おうちまでのみち~

 そしてお呼ばれした日、フスティーナさんちの末っ子のダーウィンくんが、
プラサ・グティエレスの町の中心地まで迎えに来てくれました。

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↑プラサ・グティエレスの中心地。いつも絶対誰かの馬がいる。

 この町、というか村は、バスがないため、なかなか行けないところ
なのですが、その不便さゆえに、人々の結束がとても固く
(聞いていると、ほとんどみんな家族)、また温かい、昔はどこにでも
あっただろう、でも今では貴重になってしまった場所です。

 私がいつもお世話になるルイスさんちの縁側(?)では、
近隣の奥さまたちの井戸端会議があったり、お爺さんが
一休みしていたり、電話が鳴ればそこにいる誰かが出て(村に唯一の電話)、
近所の人を呼びにいったり、子どもたちがお絵かきしていたりして、
懐かしさすら感じます。

 もちろん中に入れば、ケンカや嫉妬などはあるでしょう。仲が悪い人も
いるでしょう。ここがいやで、あるいは生活できなくて、出ていった人々も
たくさんいます。でもそういうものも全部飲みこんで、なお、いえ、そういう
表面だけでない、生活全部の付き合いがあるからこそ、煩わしさを超えた
温かく穏やかな生活があるように思えてなりません。そしてそれは
ほしいと思っても、簡単に手に入るものではありません。

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↑お絵かき中のアニータに教えてもらって、娘ムユも。(この日では
ありませんが。)

 ここから下って、さらに登りの道を20分ほど。この日、ちょうど
ルイスさんの奥さんののメルセデスさんたちも同じ方向に行くとのことなので、
一緒に途中まで行くことになりました。

 この20分ほどの道のりが、素晴らしいのです。以前もエル・ミラグロ
行くときのことを書きました。同じ道なのですが、ちょっと違う切り口で。

 みなさん、今日はサトウキビの汁をしぼって、パネラ(黒糖)づくり。
その蜜を家に持って帰るために、背負っている籠にたくさんのボトルを。
ダーウィンくんは足が速いので、待ちくたびれて道の途中で座ってます。

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↑ムユもメルセデスさんに手を持ってもらって、がんばって歩きます。
メルセデスさんの手にあるのは、マチェテ(山刀)。必需品デス。

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↑途中、こんなにきれいな小川がいくつも。時間があったら
ムユを遊ばせてあげたいけれど、今日はお呼ばれしているのでまた今度。

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↑カブヤが両サイドに猛々しく生えています。これは収穫用でもあり、
また柵の役割を果たします。カブヤのとげは、かなり危険。

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 カブヤ畑を抜けて、道が二つに分かれています。ここで
メルセデスさんたちに別れを告げて私たちは、山の上の方へ。

 「あの大きな木があるところ」とダーウィンくんというのですが、
近そうに見えて、実はけっこうある…。曰く、20分でしたが、
たぶん私たちの足だと、この山を登り始めて20分というところでしょうか。

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↑たくさんのサトウキビが植えてあります。

 そして見えてきたのは見事なアグロフォレストリーのお庭(?)

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 ここがフスティーナさんちの入口です。

>>続く。




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    Excerpt:  今年の5月27日、私がお世話になっているカブヤ(サイザル麻)の グループに所属するフスティーナ・モキンチェさん宅が火事で 全焼した、そしてけが人も出たという知らせを受けました。 Weblog: El Diario de Kurikindi racked: 2009-10-17 05:02