コミュニティープロジェクト① ~三歩進んで四歩下がる。~

 エクアドルに来てからずっとかかわってきた
コミュニティーの発展。でもそれは常に外側から、
つまり他人事だからできたようなことでした。

 でも娘ムユが生まれてから、本当にコミュニティーの
一員になろうと思い、歩きまわって求めた土地。
そしてこのエル・バタンに辿り着きました。
コミュニティーにこそ、これからの時代生き抜く知恵や
場所があるからと信じたからです。

 そしてここで、コミュニティーの人々が、
豊かに、自然と共存しながら、楽しく暮らせることを
助けるようなプロジェクトができたら、ということを
ずっと夢想してきました。

 たとえば
・ゴミのリサイクルプロジェクト
・有機野菜栽培&販売マーケット
・コンポストトイレの普及
・コミュニティー図書館
・女性グループの手工芸品プロジェクト
などなど。まだまだ頭にはいっぱいあるのですが、
とりあえずこんなところで。

 最初から頭にあったのは、女性たちと何かを
やってみたいということでした。パートナーのエクトルの
お兄さんがハンモック職人さんということもあって、
ハンモック生地を使って、自然染色をして、それを
加工できないかと。聞けば、ここには刺繍グループが
あると。

 自腹で、生地を100m、自然染色の本などを
買って、インタグ地方のカブヤという繊維を自然染色して
バッグなどを作っているグループに所属し、そして
同い年の友人でもあるノルマさんを講師に、
コミュニティーの女性たちに声をかけてワークショップ
などをしてみました。

 
画像

↑集めてきた胡桃や葉っぱで布を染めているところ。

 結論から言うと惨敗でした。染めは思ったよりも難しくて、
均一に染め上がらないし、女性グループもはっきり
言って、名ばかりで、その仕事は素人目で見ても、
売れるものからは遠いレベル。当然のことながら、
日本の友人たちに送っても反応はイマイチ。

 いろいろ考えて思い至ったのは、きちんとゼロから
みんなでやらないとだめだということ。私は背景を
大して知らず、これだけそろえてやればできるだろうと
どこか安易に考えていました。お金的なことが最初
ネックになるんなら、それは私がかぶっても、そのうち
何かにつながるなら、自腹のきりがいもあると。
でも、私がお膳立てをしても、自らやる気がないのなら、
技術が向上するわけもない。
グループとして結束するわけもない。
当然のことながら、売れるものが作れるわけもない。
持続可能ではない。

 そんなこと、私は知っていたはずでした。そういうのを
全部見てきていたはずでした。でも単なる傍観者だった
私は、ちゃんと意味のあることだったら、コミュニティーは
動くはずだと過信していたのです。でもコミュニティーは
やりたいと口で言っても、実際はお金にならないこと、
あるいは楽にできないことには動きはしない。
そんなわかりすぎるくらいわかっていたことを、私は
いざ、自分が底辺で動くまで、本当にわかっていなかった
いなかったのです。これは本当に猛省すべきことでした。

 そんなことを、コミュニティーのリーダー的な
人たちとお話していました。そこで、私が思い描いている
ことを実行するためのチームを作ったらどうだろうかと
アドバイスをくださいました。

 みんな、コミュニティーがこうなったら、という夢を
持っている。でも、コミュニティーの役員は、
現実的なこと、社会的なこと(電気のこと、水のこと、
村のお祭りのことなど)などで手いっぱいで、オルタナティブ
つまり生活の必要性などから考えて、二次的なことまでは
手が回らない。でも、私が考えているようなことを
やりたいという人は何人かいる。だから、ボランティアで
できる人を、ちゃんとコミュニティーの役員に通して、
募ったらどうか、と。その上で、コミュニティーで何が
必要とされているのかを考えようじゃないか、と。
一人でやることはない。コミュニティーことをわかっている人、
やってみたい人とか、アヤに協力したいと思う人は
いると思うと。

 そこで、いきなり女性グループで仕事すると
いうことから下がって、コミュニティー全体で、必要と
していることを探る、つまり、コミュニティーには
何があるか、コミュニティーには何がないか、何を
必要としているのか、何が問題なのか、などなどを
考えること=「地元学」をやるチーム作ってみようと
いうことになりました。

>>続く。

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