フヤヤイ・コタカチ!

 おとついの4月23日、エクアドルの選挙のキャンペーン期間が
終わりました。

 
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↑Pachakutikという政党のカラーであるレインボー。

 大統領から自治体レベルの評議員まで総入れ替えに
なる総選挙です。

 日本の選挙とは違い、直接選挙です。選挙キャンペーンも
さすがラテンという感じ。宣伝も派手だし、それぞれの対立候補を
たてることはまったくなく、攻撃的。そして誰が為政者になるかで
生活が劇的に変わるだけに、市民も、選挙に対して
関心が高いように思います。

 私にはまだ選挙権はありませんが(2年前新しい大統領になり、
制憲議会が行われ、5年以上定住している外国人にも
選挙権が与えられることになった)、私が住んでいる
コタカチ郡の郡知事がだれになるのか無関心では
いられません。

 というのも、コタカチ郡には、銅の算出が見込める
銅山があり、今までの知事だった、アウキ・ティトゥアニャ氏は
「銅山開発は持続可能ではない」という姿勢を、初めて
知事になったときからずっと貫いてきたからです。

 アウキさんは、1996年にキチュア先住民として
初めてエクアドル・コタカチ郡の知事に当選し、現在3期目を
務めています。民衆議会の設立と住民の直接参加型
民主主義の推進、生態系保全自治体宣言の条例化などの
実績により、世界の模範となる自治体に与えられる
「国際ドバイ賞」とユネスコ「平和都市賞」を受賞しました。

 コタカチ郡の知事には、3候補いますが、アウキさんを
除く二人は、鉱山開発推進派。そのうちの一人は、
同じくキチュア先住民で、コタカチ郡のアンデス地方
(キチュア民族が多く住む地域)では、影響力がある人
なのです。ですから、手ごわいと言えば手ごわい。
しかも現大統領のバックアップもある。

 ということで、対立候補の人のキャンペーンとアウキさんの
キャンペーンを見てきたわけですが、対立候補は、アウキさんが
いかにコミュニティーの分裂を促してきたかを強調するばかりで、
何がしたいのかよくわからない。

 それよりも、アウキさんの政策の方がシンプルでわかりやすい。

アウキさんのは:

・ 参加型民主主義の推進
・ 多文化(主に先住民の薬草や出産方法)を取り入れた保健・医療
・ 市民の安全
・ 教育と文化保全の推進
・ 道路とインフラストラクチャー
・ 環境保全
・ 観光と手工芸
・ 生産と販売
などが挙げられ、各コミュニティーを連日回っておられました。
(コタカチ郡は広く、東京都くらいあるので全地域回るのに
数か月はかかる。)そしてとにかく、みんな一緒に取り組んで
いこう(=参加型民主主義)というがアウキさんの一番の
骨子でしたし、それは過去の彼の政治を見てもよくわかります。

 そしてその〆が、おとついの選挙キャンペーン
終了イベント。私はアウキさんの主張が聞きたくて、
言ったのですが、正直、あまり聞きたいことは聞けず、
エクアドル国内でもけっこう有名な歌手がたくさんきていて、
みんなアウキさんの政党の旗を振りながら踊るばかり。
もちろん節々にアウキさんや、そのほかの候補者も
声をからしつつ、何か言っているのですが、もう単なるお祭り。
とにかく「Viva(=万歳) Auki!」とか「Viva Pachakutik
(アウキさんの政党(ではないらしいが)の名前)!」とか、そればかり。

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↑夕方4時から始まり、夜は12時まであったらしい。
最初っから踊りっぱなし。

 歌も、愛の歌ばかり。個人的にはちょいとばかりしらけて
いたものの、聞きながら、
 「君が必要だ」
 「嘘はつかない」
 「裏切らない」
 「愛があれば」
などの甘~くくど~い歌詞は、ある意味、政治につながっているのかもと
思ったりしました。

 市民一人一人が必要で、嘘はつかないで、愛を持ってするのが、
本来の政治なのではないかなぁと。

 とにかく、私は鉱山開発がいかに、環境を、社会を破壊するかを
見てきました。だからやっぱりアウキさんに勝ってほしいと思っています。

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 フヤヤイ・コタカチ!(キチュア語で、万歳コタカチ!の意)

 それにしても、多候補の終了イベントに何度行っても、踊っているか
歌っているかのどちらかで、全然話が聞けなかったのは、
やっぱり…。

 明日が選挙です。
 
※ここで使われている写真はすべてエイミー・シーナンさんの
撮ったものです。私のは壊れていてまともに写せなくなりました…。



 

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