ウミータの作り方 後編

 さてさて、続きでございます。
 
 もう子どもたちがわらわら「もうできた~?」と
そればっかり。まだだよ~。

 さて包んだウミータをこれから蒸します。

④ お湯をわかす。

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 お湯は大なべに水を入れて、薪を焚いてわかします。
先住民の人たちは、ほんの最近まで、薪で煮炊きするのが
普通でした。今でも、山ほどの芝を背負って歩くお年寄りを
よく見かけます。彼女たちの体よりも芝の山の方がずっと
大きい。でも彼女たちは毎日毎日山へ芝刈りに行くのです。
今では、一般的にはガスコンロと半々というところでしょうか。
でも何を煮炊きするのかにもよりますが、トウモロコシや豆、
肉類はほぼ必ず薪で調理します。

 クイ(モルモット)は先住民家庭では、一般的は家畜なのですが、
寒さが苦手という。ですから、薪で調理している横に低い柵を作って、
そこで飼っています。調理しながら出る葉っぱ(トウモロコシや、
豆殻)をぽいとそこに投げる。それでOK。(うちではでも不衛生
すぎて、というか、生活の形に合わないのでしません…。)

 昔は、屋根はかやぶき(日本家屋のそれとは違い、高地で
採れる藁のような草を編んだもの)でした。薪を焚くと出る煙が屋根を
いぶし、それによって、屋根が30年も40年ももつのだとか。
日本のものよりもずっと簡素で、薄いので、30年ももつ
というだけでもびっくりです。
 
 その昔、外国NGOがやってきて、それでは煮炊きが
大変だろう、煙も害になるだろうということで、ガスではないのですが、
もっと位置の高い、効率的なかまどの設置を行ったと言うことですが、
うちのマミータ(義母)は、足が冷えるし、クイ(モルモット)を
飼うにも具合が悪い、ということで、この単純なかまどに
戻してしまったそうです。「発展」は前に進むモノ。でも前進するにも、
そのままにとどまるにも、全部の生き物(人間&家畜&植物)が
仲好く、ケンカしなようにするのが、つまり、それぞれの生活の形に
あったものが一番大事ですね。

⑤ ウミータを入れて蒸す。

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 鍋には半分ほどお湯が入っていますが、その中には
皮つきのトウモロコシが入っています。ウミータがお湯に
つからないようにし、蒸すためです。蒸し器がなくて
どうやってやるんだろうと思っていたらば…。さすが。

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 ウミータは、クロスするように置いていきます。ぴっちり
重ねてしまうと、きちんと火が通らないそうです。また蒸気が
うまく上まで上がるように、真ん中はあけておきます。

 ロシータいわく、やっぱり薪の火で蒸した方がより
ふっくら蒸しあがるそうです。

⑥ 出来上がり。

 待つこと30分ほど。やっとできました!簡単だけど、手間は
かかります。ちなみにちょっと紫っぽい葉っぱにくるんだウミータは、
紫色になります。

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 子どもたちも大満足!

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