私にとっての「エコ」II (水編2)

 次回は…と書いておいて、次回に当たる前回は違うこと書いていました。

 さて、うちでやっている水を大切にするコト。やってみたら、案外
おいしいことがたくさんありました。

 ここに越してきたとき、ここにはボロボロの家がありましたが、
下水道はありませんでした。下水道を引く作業、手続き、資金などを
考えるとそれだけでクラクラしてしまいました。

 元々水は無駄遣いしたくない、汚したくないと考えていましたから、
即決で、以下を導入することにしました。

* グレイ・ウォーター・システム (↓は作り中)

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 これは雑排水処理システムです。グレイ・ウォーターというのは
生活排水で、これに対してトイレの汚水はブラック・ウォーターと
いいます。いろいろなグレイ・ウォーター・システムがありますが、
クリキンディでとりいれたのは以下のもの。

 家から、10mくらい離れたところに穴2m×3m×2mを
堀り、中を二つに区切り、家に近い半分をセメントで固めます。
そこが第一タンク。そしてその残りに半分を石、砂利、砂でこの順に
埋めていきます。これが第二タンク。第一タンクと第二タンクは
地表から10cmくらいのところで細い水道管でつながっています。
そして家からの排水が第一タンクに流れるようにします。そこで
第一タンクに排水た溜まり、固形物は下に沈殿します。
そしてタンクの上の方まで溜まったら、上澄みの部分が水道管を
通して、第二タンクへ。そこで石などを通して、濾過し、土に
浸透していきます。その周囲には樹木が植えてあり、木はこの水を
吸って育ちます。

 この方法ですと、水道管がとても短くて済み、なおかつ、土に
還すことができます。

 余談ですが、このタンクを掘る際に、なんと土器が出てきました。
さすが先住民の村…。(↓)

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* ドライ・コンポスト・トイレ

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 これは水洗ではなく、おがくず洗のトイレです。つまり、水で流すのではなく、
おがくずや土、そして酸度のバランスをとるために灰を排泄物の上にかぶせ、
分解させ、土に還すトイレです。これだと、水を引く必要も、水を流す必要も
ないので、水道管がまったくいらない、独立完結型のトイレなのです。

 水を汚さないこともさることながら、排泄物がおがくずや土を混ざり、
分解し、腐葉土ができることが素晴らしい。モノの本
(" The Humanure Handbook: A Guide to Composting Human
Manure by Joseph C. Jenkins")によると、完全に分解しているから、
大丈夫らしいですが、ちょっと気分的な問題で、野菜作りには使って
いませんが、木を植えるときにはこれを使います。

 トイレは二つに分かれています。高さは2mほどです。最初に左側を
使用し、左側がいっぱいになったら、右側を使う。右側がいっぱいになる
間、左側は分解していると按配です。

 まだあるのですが、長くなってしまったので、また次回に書きます。

 こういう、根本的に建てなければいけないシステムは日本では
なかなかできないかもしれません。エクアドルでは日本のようなサービスが
ないため、逆に自分でやらなければならない側面があり、それがかえって
私たちにはラッキーでした。

 あえて、このトイレを批判的な目で見ると、マイナス面としては、
ある程度の場所が必要、排泄物をある段階で出さなければならないこと
(その時点で、分解しているので、ほぼ土だけれど)、そして乾燥した
おがくずや土などを常に用意しておかなければならないことでしょうか。
でも、私たちは、これ以上のメリットがあると思います。

 ということで、機会があれば、ぜひチャレンジしてみてくださいませ。
 

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