こどものあそび

 私たち家族は、エクアドルのコタカチ郡アンデス地方の
先住民族キチュア族のコミュニティー「エル・バタン」に
住んでいます。(ちなみに私のパートナーはキチュアのひと)

 このコタカチのアンデスには、まだその先住民族の
文化が色濃く残っています。ほとんどの人はスペイン語が
話せますが、マジョリティー言語はキチュア語。男性は
長い髪を後ろで三つ編みにしており、女性はシンタと
呼ばれる帯状の紐で、髪をまとめており、伝統的な服装を
まとっている方が多いです。

 娘は、いつもこの同じコミュニティーの子たちと
遊んでいます。いつもは、彼らのうちに行っているのですが、
今日は珍しくうちに遊びに来ました。

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 コミュニティーでは、横のつながり(同い年や同じコミュニティー
の人々、親戚)と縦のつながり(小さい子から大きい大人まで)が
しっかりあります。たいていの家では、兄弟は、7人とか、9人とかと
かなり大家族です。ですから、お兄ちゃんやお姉ちゃんが
小さい弟妹たちの面倒を見、それぞれ大きくなったら、
今度は、その弟妹たちが、兄姉の子どもたちの面倒を
見るという自然のシステムがあります。ですから、
大きい子と小さい子が同じグループで遊んでいる。小さい子が
ついていけなかったり、疲れてしまったりした場合には、
大きい子がおぶったり、抱っこしたり、なだめたり。
これは昔の日本もそうだったのではないかと思いますが、
私にとってはとても新鮮な風景でした。

 娘にはまだ兄弟はいませんが、このグループに入れて
もらって、お兄ちゃんやお姉ちゃんたちに面倒見てもらいつつ、
いっちょまえに、自分より小さい子を抱っこしてあげたり
しながら、遊んでいます。

 コミュニティーの中では、公私の区別はあまり
ありません。というよりも、仕事と家族は切り離されたものではなく、
家族で、一緒に働くという感じが強いです。だから小さい頃
から親がとうもろこしを採ったり、牛を放牧させたり、洗たくを
したり、家を直したりしているのを見て育っていますから、
自然と親の手伝いをする子が多いようです。私がびっくりしたのは
うちにきたときは、うちで作ったパウンドケーキとか、フルーツとか
あるいは簡単なクレープとかおやつを出すのですが、そうすると
必ずお皿を洗って返してくれる。今日など、砂を持ってきて
遊んだ場所を掃いてくれたのです。私は、小さい頃人のうちで
遊んだあと、掃除をするという発想はまったくありませんでした。
(↓証拠写真。)

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 掃除のご褒美は、野生のブラックベリーとウヴィージャと
呼ばれるほおずきの一種。さすがは慣れていて、
あっと言うまに、熟れているのを取って食べていました。
でもやはり小さい妹さんに先にあげているのはさすが。
(↓これがウヴィージャ)

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 そんな中で、娘は育っていくのだなぁと思うとしみじみと
してしまいます。私にとっては新しい風景を懐かしいと思い、
私には馴染みのない、でも素敵だと思うコミュニティー文化を
故郷と思うようになると思うと不思議な気持ちになります。

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